鷹乃学習(たかすなわちわざをなす) 2021年7月18日 朝の様子・季節の話題

 

今朝もスッキリと晴れた空となりました。本日の話題は、現在の七十二候にちなんで猛禽類について。

食物連鎖の頂点にいる存在は環境変化に最も弱い

今回の七十二候を見て思ったのは、季節感を感じられるほど昔は鷹がいたんだろうか、という疑問です。

そこで、少し調べてみたところ、やはり猛禽類は他の鳥たちと比べてかなり急速に減少しているようですね。

減少の理由は、これも予想通りですが、人間による影響が大きいようです。

猛禽類は食物連鎖のピラミッドの一番上に君臨している存在ですが、ピラミッドの下を支えている動植物に異変が起きた際に最も打撃を受けるのが、その頂点にいる猛禽類たちになるとのことです。

とても強い存在である反面、環境の変化には最も弱い存在とも言えるんですね。

今回の七十二候は「鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える頃」と言われていますが、そんな様子を見て季節を感じられていたのはいつの時代までだったんだろう、なんていうことを考えさせられますね。

ところで、猛禽類よりもさらに強い存在の動物といえば人間という事になりますが、今回の話の流れで考えると、人間が環境の変化に最も弱い存在と言えるのではないでしょうか。

鷹の心配をしている場合ではないのかもしれません。

(かなっぺ店主 千葉)