菖蒲華 (あやめはなさく) 2021年6月27日 朝の様子・季節の話題
今朝は綺麗な青空でした。本日の話題はアヤメの漢字繋がりで、ショウブについてのお話です。
七十二候にちなんで菖蒲湯(しょうぶゆ)の話
七十二候の漢字を見てもわかりますが、あやめを漢字で表すと、菖蒲となります。
なぜそうなのかという点も気になりますが、その話は一旦置いといて、植物のことに疎い私でもショウブには子供の頃から馴染みがあるので、今朝はショウブについてのお話をさせていただきます。
ショウブは池や川などに生えている草で、独特な強い香りがあります。
私は子供の頃、このショウブをお風呂に入れた菖蒲湯に入ったり、玄関付近の屋根の上にショウブを飾ったりというのが年中行事の一つでした。
ショウブが持つ強い香りは邪気を払うと言われていて、この行事は毎年5月5日、子供の日に行われているもののようですね。
今でもこの菖蒲湯を行っているというご家庭は、いったいどれくらい残っているんでしょうか。
私は菖蒲湯に入らなくなって随分経ちますが、あの菖蒲湯に入った時の爽やかな強い香りは今でも忘れられませんね。
こういった年中行事を守って生活しているご家庭は、時代の流れとともに、おそらくどんどん少なくなっているのではないでしょうか。
それをちょっと寂しいと感じるのは、きっと私が歳をとったからなんでしょうね。
(かなっぺ店主 千葉)